愛する人たち。私は今宵、この地球上ではマグダラのマリアとして知られる者の声を通して、皆さんとお話をしたいと思います。彼女はキリスト庁を占める者の一人であり、無垢な魂の守護の座を占める者のうちの一人であり、そして聖杯の守護者の一人でもあります。
何かへのチャレンジを控えているとき、洞察や信頼、自己鍛練や成就の新しいレベルへ入ってゆく必要があるとき、そのような時は、しばしばハートに何か重たい感じを伴うものです。
今宵、私たちから皆さんへお話したいのは、今が、何百万年もの間地球にコード化されていた、とても神聖な時であるということです。地球の民の誕生の始めから(これまで記されてきたように、この民は低次元から創造されたのですが)、聖なる計画では、地球上での経験を十分に積んできたこれらの魂が、自分自身の運命に関してついに意識的選択が可能な時が来ることになっていました。
時は今、文字通り何百万年もの間完成をめざして励んできたものが、ついにその成就の時を迎える時。そしてもちろん、すべての死がまた別の生を迎え、さらに古い計画そのものが終焉を迎える時です。今は偉大なる解放の時です。
非常に長いこと奉仕に務めてきた人々の疲労に、休息がもたらされるべき時です。魂の器(うつわ)からついに過去が空っぽになったとき、皆さんの心からの献身がとうとう目覚めの灯台となる時、癒された潜在的可能性(ポテンシャル)の灯台になれる時です。今はちょうど、死につつある人が自らの死が避けられないものと悟って、内なる世界に大きな安らぎを見いだしたような時、そして人生の優先事項がとてもとても鮮明になる時です。
今やそのようなことが惑星レベルで起きています。絶えずカルマのパターンを抱えてその中を泳ぎまわってきた人々が、これを癒し、スピリチュアルな目覚めのレベルへ到達する時、そして別のものに取り組む時です。
カルマのパターンが終わる時です。2001年6月の夏至の日、これまでの人生の状況とその意味を誤りであると喜んで断じる境涯にあれば、皆さんにはカルマの輪を完全に離脱するチャンスがあります。
6月21日、皆さんは、地球上のあらゆるカルマのパターンからの解放を要求できる局面にあります。皆さんは光の降ろし手(アンカー)となり、地球のカルマと戯れるのを止める合図を鳴らすことができます。
地球のカルマを癒して、新しい雛型をセットするためです。今がその時です。(2001年)6月21日から2004年3月の春分までの間、まだカルマのパターンと戯れる人たちもいるでしょう。でも、十分に成熟した者の道の途上にある人なら誰にとっても、この期間の本当の意味は、もはや否定的な価値観には意味を与えないこと、自分のスピリチュアルなアイデンティティーを日常生活や他人との関わりの些細なことのために犠牲にしないことです。
皆さんにはこれまで、人間の意識の性質について何度も繰り返し繰り返し深く理解するための時間も機会も十分にあったのですから。皆さんにはこれまで、まわりの人々を理解する時間が十分にありました。
彼らはただ、現在の彼らの進化と理解の段階を反映する意識レベルからあなたと関わっているだけで、皆さんは誰も何事に対しても責めを負わないことを学んできたはずです。そしてそこから、皆さんは彼らのカルマの理解レベルを十分に知らないのだから、他人との関わりの結果に対して、けして何も執着を持つべきではないことも学んだでしょう。
さらにそこから、他人に皆さんの期待を投影し続けないことも学びました。たとえ私たちから見て、人間が必ずしも遵守しているとは限らないもののひとつでさえも、誰もが行うそれを、皆さん自身は個人的にはまねしないことを学びました。
それでも時々、状況をコントロールしようとか、あるいは自分が正しいことを証明しようとする衝動が、エゴの構造体の中にまだ存在します。
皆さんがまだ時々そうなるのは、これらの低次のアイデンティティーを通して、正しくあろうとか、あるいは他人に自分を印象づけようとする衝動があるからです。
でも、愛する人たち。真実においては、皆さんが自分を完全に信頼していれば、どんな時も、誰に対しても、自分を印象づけようとする必要はないでしょう。皆さんが自分のすることを完全に信頼し、すべての瞬間に正しいことをしていれば、その自分自身の実践と愛を通じて皆さんに戻ってくる自尊心のレベルから、コントロールしたり、自分が正しいことを証明しようとする必要性は終わりを告げるでしょう。
あなたは自分自身のハートにたくさんの安らぎと満たされた感覚を覚え、皆さんの外側に何が起きたかは重要ではなくなります。
この時期、私が皆さんに印象づけておきたいのは、皆さんが自分に与えることができる最も素晴らしい魂の贈り物はすべての状況の中にあるということです。
その中ではどんな現実が終わることになっているのか、皆さんには確心がなくて、自分自身にこのシンプルな問いを発しています--「私のハートは開いているだろうか?私のエネルギーは流れているのか、それとも、縮こまっているのか?」 何かを決定するときにハートが開いていないなら、もしハートが縮こまって他人から隠されているなら、そのとき、あなたのその決断や人との関わりが出てくる場所は、聖なる真実のスペースからではありません。
ある意味でエネルギーを引きあげ、裁きや恐れを抱えているなら、それはけっして真実の源ではないし、どんな決定も下すべき空間ではありません。「私は今この瞬間に喜んで真実を知りたいだろうか?たとえそれが何であるとしても」 自分は正しくなければならないという必要性を放棄しなければなりません。
状況をコントロールしたり、あるいは誰かが自分を不当に扱っていることを証明する必要性を放棄しなければなりません。聖なる真実においては、このようなことは存在しません。
そう、すべての瞬間に喜んで真実を知りたいということは、皆さんは聖杯であり、開いた器(うつわ)であり、あなたが既に持っている何かより大きなもので満たされることです。それには謙遜を必要としますが、でも、謙遜のために皆さんの素晴らしさを否定する必要はありません。それに必要なのは、ただそれを証明する必要性がないということです。
以上のシンプルなステップを踏み出せるなら、自分がエゴ達成のスペースから来ているときと、ハートを開いてニュートラルな(中立の)真実のスペースから来ているときの相違を学ぶことができます。もう一度繰り返します。
ハートを開いているときのニュートラルな真実は、誰かある人の価値を他の人より重く見ることはけしてありません。
何らかの方法で誰かを貶(いやし)めたり、誰かを間違っていると断じたりすることはけっしてありません。
開いたハートを維持するかぎり、それはただ、熟練した聡明な選択を行なうのを助けるでしょう。
もし開いたハートが誤った考えを持って神経質になり、他人が何をしているのか確かめなくてはと思ったりしないかぎり、開いたハートが皆さんを危険にさらすことはありえません。
他人の行動の如何にかかわらず彼らが好きになれるなら、ハートを縮こまらせたり他人をコントロールする必要がないでしょう。見た目の状況にかかわらず、自らの聖なる流れの連続体にとどまり、その開いたハートから流れる愛の連続体にあるかぎり、ハートの萎縮とは無縁なままで自分自身を信頼できるからです。
与えられているすべての援助を受けとる人間の能力は、その一部は、自分自身を信頼する意欲によって測ることができます。自分を信頼していれば、ちゃんと境界線を持てることがわかります。
なぜなら、あなたは流れにのり、真実にあり、自分自身のハートにいるからです。エネルギーがあなたから放射しているので、あなたが受け取ることを自らに許したものは、自分自身のおかげであると信頼することができます。
皆さんが使用するこの境界線というツールは、この分離の幻想と他人から畏縮している必要性の中に存在しているため、いづれは時代遅れとなるでしょう。でも、自分自身への信頼がとても堅実なものとなるまでは、これらの境界線ツールは不可欠でさえあります。実際のエネルギー層が現在完全に解放されつつありますし、また、最後の浄化のためにこれが地球の大気中を移動することになりますから。心配することは何もありませんし、疑うことは何もありません。
そして、皆さんのガイドと考えられてきた人々の赦(ゆる)しが、慈悲深い意図において、時に彼らが守るべき一線を越えてきました。彼らは自分たちを救うべきだと皆さんが考える時に、ハイラーキー(霊的聖師団)は必ずしもそうするとは限りませんでしたが、その意味するところは、彼らに赦されぬまま残されるものは、絶対的に何ひとつ存在しないということでしょう。何かが赦されることはないという考えは、魂がエゴにアイデンティティーを求める場合の見当違いの考え方です。今後まもなくの時代を迎える鍵は、信頼の問題を巡る完全な癒しです。主権が担う責任を進んで浄化することです。
誰もに対して、すべてに対しての絶対的な赦し、そして光の降ろし手(アンカー)であろうとする意欲、誰かに自分自身を証明する必要性や、現実の中に皆さんの意志をうまく挿入する必要性から無縁であることです。
というのは、自分の願望に結果をそわせる必要性やその必要性への執着は、その中にエゴを構築するからです。
この惑星上で何が起ころうと、あらゆる人々や惑星そのものにさえどんな結果が待ち受けていようと、皆さんは今、完全に超然としたスペースへ入って行かなければなりません。その超然とした状態で、あなたが最善を尽くして真実を生きており、本当に魂の統合と完全無欠の状態にあれば、それで十分であると喜んで受け入れなければなりません。
たとえある結果が失敗であるように見えても、それを失敗として判断する必要はないし、自分を失敗した者として見る必要もないし、「これはいずれにしても起こることになっていたのなら、私はなぜくよくよ悩んでいるんだろう。」と考える必要もありません。真実とは光のマスターなる状態ですから、自分が最善を尽くしたと知らないかぎり、それにけして満足はしないでしょう。これで十分だと手放すことを学ばなければなりません。
なぜなら、これで十分だと手放せなければ、その結果への執着が創造のプロセス中に恐れを投入するからで、そうなると、完全には魂の光を降ろすことができません。あらゆる人や物事、計画への執着を手放すまで、どんな瞬間にも皆さんに与えられている恵みを完全には受け取ることができません。
ですから、この時代のマトリックスは、癒しと強さの領域のすべてをまとめるよう皆さんに要求します。それに、大気中へ放出されるのが最後のカルマ・パターンであることは、けして偶然ではありません。
皆さんが他人に対する非難や価値判断、哀れみと執着、信頼、コントロール、無力さ、犠牲者主義などといったことに取り組む必要があったからです。皆さんはこれら個々の領域をすべて学ぶ必要がありました。なぜ必要としたかと言えば、なぜなら、皆さんはこれらのすべて、ひとつ一つを今後に応用する必要があるからです。
それらのひとつ一つが、素晴らしい祝賀の機会です。今や皆さんには、本当に成就を遂げて相違を生じるチャンスがあるのですから。皆さんが生ずる相違は、地球上のすべての人間に高次の真実にさらされるチャンスがあると知ることによって生まれます。そのとき、対象に巻き込まれない超然とした状態で、あなたは地球上のすべてを存分に愛し、彼らの自由意志による選択がたとえあなたのそれと一致しなくても、彼らを受け入れることができます。
彼らの自由意志を、自分がそうあるべきであると考えるあり方よりも尊重できるほど、彼らを愛すことができます。
そうやって、彼らの自由意志を、自分がそうあるべきであると考えるあり方よりも尊重できるほど彼らを愛すことができるなら、内なる安らぎがあらゆる外界の状況にほとばしり出て、あなたは常に『今』に生きるでしょう。
今から6月21日までの期間の種子を植えるこの時期に、私たちは皆さんをガイド付きの小旅行にお連れしたいと思います。6月21日の旅では、皆さんは2004年の春分まで延々と続く道に案内され、この時の勝利に道を敷くでしょう。
全身でひと呼吸して、目を閉じてください。意識を集中してください。あたかも頭の中心にいる皆さんのミニチュアに、意識をすべて吸い込むことができるかのように。そのように、ただ想像してください。
あなたの頭の中に、恐らくは2センチ半ほどの皆さんがいます。今、そのミニチュア・セルフへ意識をほとんど引き込むかのように息を吸い込んでください。クラウン・チャクラを経由して、あなたのミニチュアを上昇させてください。
あたかも、そのあなた自身が自分の頭の上に座って、そこからあたりを見回しているかのように。さあ、天使か大天使、もしくはアセンデッド・マスター(次元上昇した覚者)がやって来ます。
あなたのミニチュアの手をとり、この旅における皆さんのガイドとなります。あなたのガイドを歓迎してください。そうすれば、私たちはここで、ガイドと手をとる皆さんの全員で小さな円を描くことができます。
皆さんは小さな光の船に入ろうとしています。
その船は正八面体、すなわち、ふたつの四面ピラミッドが上下逆向きに互いの底辺を合わせた形です。私たちはその正八面体の中へ入ろうとしています。
今、この船が回転を始めます。その回転とともに、私たちはこの部屋から引き上げられ、シャスタ山の上空にいるでしょう。
この地点から、私たちは未来へ続くタイム・トンネルに入ります。
それは大きな光の螺旋(らせん)のようです。螺旋の中を進むとともに、皆さんは2004年3月の春分へと時間を経て移動するでしょう...さあ、想像してください。皆さんはその日のシャスタ山の上空にいます。
互いに手をとり、さらに大きな円を描いて、最後の勝利を祝っています。ハイラーキーの光の存在たちへの不信に関するカルマ・パターンを超越したのです。輪の中のすべての微笑む顔を見てください。
不信と冷笑がすべて解放され、変容されたことに気がついてください。聖なる計画に対する信頼が回復されました。ひとり一人の自己信頼も、同様に癒されました。歌と喜ばしい祝賀の気分がその場を満たします。
天使と光の存在たちすべても、同様にそこにいることに気がついてください。愛を感じてください。
皆さんにとって、分離の幻想が終わったことに感謝してください。そうすれば、その雛型は他の人たちのために準備が整います。もし、彼らが喜んでその道に従うのなら。
さあ、マカバは今、時間の螺旋を通って皆さんを現在の日付に帰します。
その間ずっと、タイム・トンネルに皆さんの愛と祝賀のエネルギーを放射して、現在と2004年3月春分の間の時間に、勝利と完成のこのエネルギーを刻印してください。現在の時間のシャスタ山上空に戻ってきたと感じられるまで、このフォーカスを保ってください。マカバは回転を続け、現在の時間において皆さんの身体が座るこの部屋へ戻ってくるでしょう。
皆さんがこの部屋へ下りてくると、マカバは消えます。あなたが完全に今ここに戻ってきたことが感じられるまで、身体の中へしっかりと入り、全身で深く呼吸をしてください。
6月21日、私たちは皆さんと再びごいっしょします。そして、2004年3月とその完成に至るまでのこの期間じゅうも、ずっと。あなたは孤独ではないと知りなさい。
すべては大丈夫だと知ってください。そして安らぎと、勝利と超越の喜ばしい期待の中にいてください。この勝利と超越は、恵みと心地よさと愛において手に入ります。皆さんのスピリチュアルな献身に対し、そして不信と分離への勝利に道を敷く皆さんの意欲に対し、私たちは深く感謝します。
私たちは、皆さんによる高次の真実の投錨(アンカー)と癒しを頼みにしています。そうして、知る選択肢の中で可能なかぎり最高の選択の機会を、転生するすべての人々に与えてください。
我らワンネスにあり。アイ・アム、我はワンネスにあり。かくあれかし。